父と母の愛情が分からなかったから


疑ってしまう


嫌われたらって不安になる


弱いんだよ!


結局は、弱いんだ!



でも、この仕事を始めて


自然に笑えるようになった気がするし


必要とされてるって思える!


2人には、本当のあたしを


知ってもらいたいとも思ってる!


でも、もう少し待って!



「うん、そんな人じゃないよ!

  だた《おめでとう》って頭を撫でられて

        その手が兄に似てたから・・・」


「千尋は、お兄さん好きだよねぇ?」


美月が、優しく微笑む。


「うん!この頃はしてもらえないから

            ちょっと思い出しただけ」
  

ホントにそう思って、視界がぼやけた。



「でも、ブラコンじゃないよ!」


『いや、十分ブラコンだし!!!』


アハハ!アハハ!