店の階段まで歩いて行くと


大音量が聞こえて来た。


もしかして?



~Happy Birthday~♪ ~to you~♪



ドアを開けると


パンパンパン!!!


4人が、一斉にクラッカーを鳴らした。



『おめでとう!千尋っ!!!』


「ありがとうございますぅ・・・ウワーン」


千尋は、綺麗にお化粧したのも気にせず


大きな声で泣いた。


『そんなに泣かなくても・・・』


「だってぇ・・・嬉しいんだもん・・・ウワーン」


「プレゼントあげたら、感激して死ぬよっ!」


美月が、自分の首に手をまわす。


『だねっ!アハハ!アハハ!』



マスターと真由美さんは、バッグ


美月は、大きなケーキとお揃いの手鏡


純ちゃんは、ライターをくれた。


花束も配達され


とても華やかな誕生日が始まった。