カモフラージュ


トイレで歯磨きと顔を洗い、着替えて出発。


時間がないので、パンとコーヒーを買った。


これが、朝ご飯。


夫婦みたいで、嬉しかった。



「でもさぁ、トラック止めれるホテルって

                あるのかなぁ?」


「それなんだよ」


「でも、お風呂は入りたい!」


「う~ん」



何処かに止めて歩く?


大きなカバン持って歩いてラブホ?


なんか、逃亡者みたいじゃん



「会社に止めさせてもらおう」


「で?」


「歩く!」


「アハハ!あたしも同じ事考えたよ!」


シュンは、笑いながらスケジュール表を


開いた。


「早目に仕事片付けよう!」


「何が目的で?」


「君!」



君って誰?


それに、指を指さないの!