カモフラージュ


助手席に移って、身体中を伸ばした。


「もう、こんな生活耐えられない!」


首を横に振りながら、駄々をこねる。


「今日も、帰らないよ!

          後1日我慢、我慢!」


言い聞かすように、背中を叩いた。


「嫌だー!帰るー!」


「アハハ!まるで、子供?!」


ホントに子供を見てるみたいな目だった。



千尋は、財布を取り出し中を確かめた。


「今日は、どこかに泊まろう!」


そう言って、お金を見せた。


「へ?」


あまりの唐突な意見に、目を丸めた。


「だって、ゆっくり寝れないし

        お風呂は入りたいし

               それに・・・ウフ!」


口を押えて、1人照れてる。


「エッチだねぇ?」


「誰のせいよ!」


シュンの肩を叩こうとしたら


腕を掴まれ抱きしめてくれた。



そして・・・おはようのキスも。。。