何を着て行こうとか、何を持って行こうとか
本当の旅行のように楽しみにしていた。
バッグに荷物を詰めるのも
嬉しくて堪らない。
シュンは仕事なのにねぇ・・・アハ!
早く来ないかなぁ
そして当日。
店が終わって、家で待っていた。
近くのコンビニに大きなトラック。
トラックに乗るのも初めてで
視界の良さにビックリした。
「なんか、楽しいね?ハハ」
全身で喜んでる。
「フフ!嬉しそうだね?」
「だってー
旅行なんて行けると思って無かったから」
「旅行?・・・俺、仕事!」
そうでした
「頑張ってね!」
満面の笑み。
「手伝ってくれても良いけど?」
聞こえてないフリをして、鼻歌を歌った。

