カモフラージュ


美月は、頷き、時に怒りながら泣いてた。



「ご心配掛けました!ごめんなさい」


頭を下げると、そっと肩に手を置き


「よく頑張ったね?!千尋偉かったね?!」


ウワーン!


暫く止まらなかった。



「子供みたいだね・・・あたし」


「フフ!そうね」


「でも、整理が付いた訳じゃない!

 まだ、諦められない!

 どうしよう?美月」


「あれだけ迷惑掛けたんだから

 1週間や2週間で諦められたら困るよ!

 本気の恋だよ!1年は引き連れっ!」



ふざけてるのか、本気なのか・・・



「鬼!」


「だって、そうでしょ?

 此処で、気休め言って欲しい?

 また、新しい彼氏つくればって・・・

 そんな簡単なものじゃないでしょっ?」



あたしの事、分かり過ぎです。