間違いない、昨日のあの子だ。


俺が彼女から目を離せずにいると、


視線を感じたのか、


彼女の視線が俺の方を向き、交わった。


あっ…


彼女はそう言ったように見えた。


車両が違うから声は聞こえないが、


確かに俺と目が合った瞬間、


昨日とは違う、驚いたような顔をした。


思わぬところで知り合いに出会ったような、


そんな顔。