いつもと同じ場所に座って、 昨日彼女が駆け込んできた駅まで待つ。 なぜか少しソワソワする。 いつもコウキとサヤが乗ってくる次の駅の名前が 少し癖のある乗務員によって読み上げられると しばらくして電車が止まり、 ゆっくりと扉が開いた。