「でも結構意外。イッチー自体がそんなだからギャルとか好きだと思ってた」
「そんなってどんなだよ」
「キザ?チャラ男?」
「悪口じゃねーかよ」
笑いながらサヤの手を軽く叩くと、
サヤも同じように叩き返した。
「こう見えてイッチー根は真面目だからな〜」
「なんなんだよ2人して今日すげー面倒くせえよ。」
いつも褒められ慣れていないと
喉のあたりがムズムズするような感覚が走る。
気づくと、電車は学校の最寄駅に着いていて、
俺らと同じ制服を着た学生が
何人かゾロゾロと降りて行った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…