「だからっ…!…あぁもう、この子は本当にっ…」 ちょっとまってね、と言い両手で顔を覆う。 「颯くん?」 「あぁもう!なんなんだよ〜…」 ふぅ、とひとつため息を落とすと、 「ほらご両親心配するから家入りな」と言って私の背中を押した。 「うん!ほんとにありがとね颯くん!」 そう言って私は、家に入った。 -------- 「あぁもう…舜より早く杏理ちゃんに会ってたらなぁ…」 外で颯くんが頭を抱えてたなんてことは、知る由もなかった。