「そのことじゃないかもしれないじゃん?ほら、例えば野々原がひろのことが好きで、杏に『真広ちゃんって彼氏いるの〜?』って聞こうとしてるとか?」




野々原くんの口調を真似をしながらおもしろそうに言うはるに、

ひろの「んなんけないでしょ」という速攻ツッコミと、ペシッと頭はたきの刑がお見舞いされる。



あぁ…お粗末様…。



「とにかく明日、何があったか最初から最後まで事細かく報告すること!」


いいわね?と有無を言わせずビシッと人差し指を私に向けるひろ。