居ても立っても居られなくなった私は、ダッシュで自分の教室に戻った。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 「お前、杏里ちゃんと一緒にいるときいつもあんななの? めっちゃ甘々じゃん!」 「…うるせ…」 その日から、私と舜くんのこの話は他のクラスで広められ、 しばらく居心地の悪い日々を送ったのは言うまでもない。