「…杏里?」 「ごめんなさい…っ」 「え?」 「きのうね、ちょこ、ぐすっ、けーきをね…っ」 必死に言葉を繋げようとするが、言葉より涙が先に出てきてうまく喋れない。 言わなきゃ、いけないのに… なかなか言えない自分に腹がたつ。 だけど舜くんは私が言おうとしていることがわかったのか、私の頭を撫でながら優しい声で言った。