そんなことを考えていると、教室には誰もいなくなった。 外はもう夕暮れで、空はさっきまでの青色とは違い、オレンジ色になりかけている。 …そういえば、あの夢もこんな感じだったなぁ〜 オレンジ色に染まった教室で、舜くんと2人っきりで。 思いを伝え合って… …って!だめだめ!!! そんな期待しても、また悲しくなるだけなんだからっ!!! 少しでも想像してしまった自分に、パンパンッと頰を叩いて喝を入れる。