「…っ!」 あぁもう、この人は何度私の心臓を壊す気なんでしょうか… 何度見ても慣れないこの目の前の笑顔に、心が騒ぎ出す。 いつか、この笑顔を独り占めできたら… そんな淡い期待を胸にしまい、舜くんの笑顔を目に焼き付ける。 スポーツ大会は最初から最後まで、 私の今の心を映し出すかのような、雲ひとつない青空の下で幕を閉じた。