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「あの2人、付き合ってるのか…?」




昨日のことについて話をするために杏理のクラスにきたけど…



目に飛び込んできたのは、笑顔の杏理と



その杏理を優しく抱きしめる幼なじみ、間宮はる。







…どう見ても、お似合いなカップルだ。




「俺、邪魔じゃん…」



後から割り込んで邪魔しているのは、完全に俺。


「…帰ろう」




胸の苦しみに気づかないふりをして、俺は2人を背中に向け歩き出した。