ガチャ 「杏理、朝だぞ!!! …って、どうした?杏理?」 いつものように私を起こしに来たはるは、私がベッドに座ってボーっとしてることに心底驚いているようだった。 「杏理?なんかあったか?」 そういって、心配そうに私の顔を覗き込むはる。 バカはる。 …こんな時だけ、優しいんだから。 「ううん…なんでもない。準備するね」 「お、おう…」