*香瑠side*

放課後になり、私は倉庫へ向おうとバイクに股がる。

ポンッ

「…?」

肩を叩かれ後ろを見ると

「よぉ!」

魁竜が立っていた。
私は会いたくなかった。
責められるのではないかと思った。

「なに?何か用?」

冷たく言い放つ。

「少し俺と話さないか?」

冷たく言ったのに。。。
どうしてそんな笑顔を向けてくれるの?

「アンタなんかに話すことは無い。」

また冷たく言い放つ。
でも、魁竜はしぶとい。

「慶和のことではなしたいことがある。」

「慶和…兄…の…?」

「あぁ。」

「慶和兄のとこならいいよ。」

「サンキュ!
これから、俺の家来てほしい。」

「分かった。」

私達は、バイクへ股がり魁竜の家へ向かった。