さあ 何を隠そうか 殻に贖罪の痕を 刻まれては 逃げられない 数知れず指を折り 指の数が足りず 知恵遅れは 折檻を数えられない 忌まわしさを知らぬ 無垢にさえ 加えて残酷を 大人が与えていく 望まれない 触れはしない 産まれてしまった 罪悪感を 生きている証拠に してしまえばいいさ 届かない叫びを 噛み殺す夜 絶望を 子供は抱いて 親を殺す夢を見る