浅葱色の君へ

大丈夫。声は全然違う。



目を閉じれば平気…。




まだ小さく震える手を必死で抑える。




土 「で、お前、名は?」





陽 「ぁ…市城 陽妃です…。」




近 「市城くんはどこから来たのかな?」





未来って言って、信じてくれるのかなぁ…





土 「正直に言わないと斬るぞ」





カチャ… 刀に手を当てる音がした。





本気、なんだ。





陽 「未来から…来ました。」