ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
side土方




目が覚めて、まだ右手に温もりがあることに安心した。




熱も引いたようでだるさもなくなっていた。




でも、体が重い。




目線を自分の身体に移して驚いた。




陽妃が左手だけ布団につっこんだまま俺に突っ伏して眠っていた。




あぁ、この温もり、陽妃に繋がっていたのか…。




起き上がって陽妃を見る。




俺の上ですやすや眠ってる陽妃がとても愛しく思った。




俺、こいつに惚れたのか…?