浅葱色の君へ

そこからは地獄のようだった。









叫べば殴られる。抵抗すれば殴られる。










先「じゃあね、俺が帰ってくるまでに出て行って」










全て終わると、先輩はそう言って部屋から出て行った。









早く行かなきゃと思うのに体が動かない。












必死に家まで帰った。











すぐお風呂に入って何度も何度も体を洗った。












それからすぐ先輩は卒業していった。











先輩がいる間は学校に行かなかった。








行けなかった。







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陽「似てるんです。土方さんと、その先輩…。」