浅葱色の君へ

平「なんたって俺は魁先生だからな!」







平助くんが威張って言ったその時。







ぐうぅぅぅ〜






平助くんのお腹が盛大に鳴った。








陽「…ふふっ!おにぎり、作ってあるよ。」







そう言うと平助くんは嬉しそうに台所へ走って行った。





ケガをする人たちのことを土方さんに伝えておいた。







史実では労咳を発症する沖田さんも前から栄養をしっかりとらせた。






野菜を食べてくれなくて大変だったな…。





でも、本当によかった!




みんながご飯を食べている間に山崎さんと私は手当をして回った。








「陽妃くん。」









陽「あ!近藤さん!おつかれさまです!」












近「陽妃くんのおかげで本当に助かった。本命は池田屋で多少ケガ人は出たものの死者、重傷者は1人も出なかったよ。
ありがとう。」




陽「いえ…。私は何も…。」







私、本当に歴史を変えちゃったんだ…。






生まれるはずない人が生まれてしまうかもしれない。





生きるはずだった人が死んでしまったかもしれない…。








さっきまでみんなが帰って来てくれて嬉しかったのに急に不安が押し寄せてきて俯いてしまった。








ポンポンと近藤さんに頭を撫でられた。