陽「土方さん…。」
土「近藤さん、いいか?」
近「歳がそう決めたなら反対できないだろう」
トンッと私の肩に手を置いて言った。
私も信じるよ。
ガハハと笑って近藤さんはみんなの方に歩いて行った。
土「俺もあいつらに今決まったことを伝えて来る。」
陽「あ、土方さん…!」
土「どうした?」
陽「土方さんも、気をつけて…!」
一瞬驚いたような顔をしてふっと微笑んだ。
土「当たり前だ。まだお前の説教も済んでない。心配しないで待っとけ。」
そう行って颯爽と歩いて行った後ろ姿が、風に揺れた浅葱色が眩しくて儚くて。
涙が出そうになった。