浅葱色の君へ


近「どうしたんだ、歳。」








近藤さんの雰囲気もいつもとは全く違う。










土「陽妃が言うには、本命は池田屋らしい。」









近「なに!?それは本当かね?陽妃くん。」









歴史通りなら。と私が言うと近藤さんは悩み始めてしまった。







土「どうする、近藤さん。」









近「会津藩の応援が来るはずだ。」









陽「それは!!」









2人の視線が私に集まる。









土「なんだ。」









陽「あ、会津藩の応援は遅れます。会津藩が来た頃にはもう御用改めは終わっている…」









近「まことか!?」








静かに頷くと今度は土方さんが口を開いた。