土「…あぁ、すぐ行く。」








陽「土方さん…っ!」







不安でたまらなくて、スッと立ち上がった土方さんを思わず呼び止めた。








土「陽妃、大丈夫だ。俺たちを信じて待っていてくれ。」









そう言って土方さんは部屋から出て行った。










これって、もしかして池田屋事件…?








このまま歴史通りに進んだら土方さんたちは四国屋に向かっちゃう。










沖田さんたちも怪我しちゃう…!







行かなきゃ。









私はさっき見送った浅葱色を追いかけて走り出した。








門の所で一際目立つ浅葱色を見つけた。