土「祗園祭の前の風の強い日を狙って御所に火を放ち、その混乱に乗じて中川宮朝彦親王を幽閉し、一橋慶喜、松平容保らを暗殺し、孝明天皇を長州へ動座させる」






陽「そんな…っ!」







そんな計画が実行されたら…!







思わず前のめりになった体を土方さんが優しく抑えた。







土「それを止める為に今から行ってくる。」







陽「え…?行くってどこに、ですか?」







土方さんはあの浅葱色の羽織を着ている。







土「それは…」







隊「副長、そろそろ。」








襖の外から隊士が声をかける。