真相を聞かなければ。




部屋に入ると総司が陽妃に問いかけていたが




何も答えない。




俺が声をかけた途端、明らかに動揺し始めた




今は冷静に聞くべきだとわかっていた。




けど、陽妃への思いが邪魔をした。




そんなこと、あってはならないのに。




陽妃に裏切られたという気持ちとイライラが混ざって




声を荒げてしまった。




直後、陽妃は意識を失った。




なんだ…?




総司が多少大きな声を出したくらいではなんともなかったのに。