浅葱色の君へ

いつでも頼ってよ



そう言って平助くんは私の頭をポンポンと軽く叩いて歩いて行った。




平助くんの優しさにはいつも助けられる。




“仲間”




その言葉がすごく、嬉しかった。




それと同時にもう一つ、黒い感情が付いて回る。




なんで監視しているの───?




平助くんの遠くなる後ろ姿を目で追いながら




どうしようもない不安に襲われた。