ありがとう ~私の可能性~

7才になったころ、
小学校に入学した私は
美穂と同じクラスになり
相変わらず仲良しな私たちは
周りも認める親友だった。


ある日私がいつもと変わりなく学校に行くと美穂がいた。



「おはよう!」

「…」
美穂は元気がなかった。

「どうしたの?」


私が聞くと少し経って
美穂の口が動いた。




「お母さんが昨日倒れて、あと1年くらいしか生きれないって…」