花梨side
「行ってきます。」
そう言って肩ぐらいまである自慢のハニーブラウンの髪を揺らす


私の名前は 天宮 花梨(amamiya karinn)

桜凛学園に通ってる高校2年の17歳だよ!

緑の葉でいっぱいの5月、
私はいつものように誰もいない家に向かって声を掛け家を出た。


私は桜凛学園に近いアパートを借りて1人暮らししてる。


私のお母さんは私を産んですぐ、亡くなっちゃったんだって。
お父さんは私が小さい頃にいなくなっちゃったの。

これは親戚の人から聞いたことなんだけどね。


高校に入る前までは、親戚のおじさんの世話になってたけど、高校に入ると同時に私は1人暮らしを始めたの。


今じゃもう、1人暮らしに慣れて、家事も洗濯もお手の物。すごいでしょ?



あ、こんなこと話してたらもう学校に着いちゃった。


「花梨(ちゃん)おはよー」

「おはよー」
クラスメイトにあいさつを返し、また歩いていると、沙奈発見!
よーし、おどかそうかな!!

そぉ〜っと!

「沙奈〜!おはよーー!」ぎゅっ!
「っわ!なんだ花梨かぁ、びっくりしたぁー」
沙奈は本気でびっくりしたみたい

心の中でごめんなさいしとこっと


ここでちょっと沙奈について紹介するね!
本名は宮薗 沙奈(miyazono sana)
沙奈は、私の大親友で、中学の時からの付き合いなんだよ!
黒髪黒目で THE・美人って言葉がぴったり!お姉ちゃんって感じなんだよ♪


「ねーね!花梨!今日のデザート何?」

「今日はね、ふわふわのマフィンだよ!」
私が答えると沙奈は嬉しそうに喜んでくれた。


そんなことを話しながら私たちは教室に入って言った。