「セリナはいいのか?俺との結婚」


「父と母が決めた人ならいいわ」


両親が決めた相手なら誰でもいいのかよ。


「…お前の意思はないのかよ」


「それはシエンもでしょ?」


俺を見て微笑みながら言うセリナ。


「その言葉は私に向けたものではないわよね?」


セリナはわかっているみたいだ。