「父上!母上!」


私と王子が引き止めても話に花が咲いているみたいで聞いてくれなかった。


「…参ったな」


「仲良くってどうすればいいのかしら?」


ガタッ。


王子は急に席を立って私のそばに来た。


「とりあえず、よろしく」


「こちらこそよろしくお願いします」


私達は握手を交わした。