「はあ、ギブンのやつ。あいつは気が早いんだよな」 ギブンはアルドベリクの国王の名。 父とは親友だと聞いている。 「ノモス、とりあえず王の間に行きましょう」 母は笑いながら言っていた。 急に来ることは今に始まったことではないみたい。