「そうだな」


「……セリナ様、お1人で散歩なんて大丈夫かな」


本来なら主人であるセリナ様から離れることは許されない。


それがクィントゥス国王陛下からの命令だ。


でも、家を出る前のセリナ様の顔を見たらご一緒しようとは思えなかった。