『あれー,早く来過ぎたかなぁ。』
…そしたら玄関から綺麗な女の人が出て来て…
『あれ?もしかして秀の友達?』
『あ!はい!瀬賀 壱紀って言います♪』
『壱紀君かぁ。ゴメンねぇ,まだ秀寝てるみたいでさー,ちょっと起こしてやってくれない?あたしが許可するから♪』
『え?でも…』
『いーのいーの。あの子最近たるんでるんだから』
『分かりましたぁ♪』
「─と言う素晴らしいエピソードの元に…「何処が素晴らしいエピソードだ!このアホ!お前もあっさり引き受けてんじゃねーよ!!」
「でもちゃんと許可貰ってるもーん。綺麗な人だね♪お姉さんでしょ?」
…くそ姉貴のやつ…。
つか大体,朝っぱらからこんなアホにツッ込んでる場合じゃねーだろ!!
今は無性に姉と壱紀への怒りが込み上げる秀。
「つーか早く準備して学校行こうよー。全くたるんでるんだからしゅーちゃんは。」
……プチッ。
「朝から人の部屋で偉そうにしてんじゃねええーーー!!!」