目を覚ますと珍しく龍が瞼を閉じて眠っていた。
私が腕から抜けても起きる気配はない。

しかもなにも纏っていないまま寝ていて下半身を隠すようにシーツをかけた。

相変わらず嗤う足腰を叱咤して立ち上がると足元に昨日着ていた綺麗な着物が放られていた。
着物ってどうやって洗うんだろうと思いながらもベッドに置いて代わりの服を探す。

ソファの近くに龍のシャツが転がっていたからgetする


冷蔵庫からアイスを出して食べていると

ピンポーーーーーーン...
相変わらずの音に遮られる。

こんな朝早くに来る人なんて大体虎。

龍も起きる気配はないし。モニターを見ると久しぶりに見る顔。