「龍?」

「あ?」

「ありがと」

「すまない」

「ん?」

「守れなかった。」

「いいの。愛してる」

私の言葉に龍が息を呑む。
でもそれは一瞬で。
更に強く抱きしめた。
でも、私の傷がある所はいたわるように優しく。

「チッ、しばらくできねぇな。」
そう言う龍はなにかイケナイ事を考えてるよう。