そして龍を支えていた手を見ると朱で彩られていた。 そこで私の頭理解する。 「...り、龍がっ!撃たれたっ!」 私は叫んでいた。 「誰かっ!助けてっ!龍がっ、撃たれたのっ!」 私は龍しか見えてなかった。 龍のお腹から止まることを知らないような朱が流れてエントランスの白い大理石を彩っていく。 「誰かっ!龍がっ、」 そこで私の肩を誰かが掴んだ。 「助けてくださいっ、龍を。お願いしますっ、お願いしますっ。」 「若姐さんっ!落ち着いてください!」 私の肩を揺らすのは紅だった。