「あがったよー」

ソファでスマホをいじっていた颯真は、私を見るとスマホを置いて、

「っっっっ!?」

強引に唇を重ねてきた。

それはいつもより長くて、なかなか離されない。

「んっっっ...」

頭と腰にまわされた手が離すことを許さない。

私が危うく酸欠で倒れるところで、離された。

「はぁはぁはぁ」

体に力が入らなくなって颯真の支えが必要になる。

颯真は私を抱きしめながら頭を優しく撫でてくれた。

「うぅ、苦しかったよぉ」

私の嘆き。

「俺頑張って止めたほうだけど?そのうちこの上いこうな?」