ギョウザはそうカンタンに出来るものではない。

具材を用意したら皮に包まなきゃダメ。

フタをオシャレにできるかが肝心だよねー。

「上手いじゃん」

しばらくしてキッチンを覗き込んだ颯真。

「だいぶ前だけど、お母さんと一緒に作ったことがあるから、なんとなくだけど覚えてる」

俺がやったら酷いことなるなー、なんて笑ってるけど、正直颯真が料理してるところ見たいことないな。

それから蒸すことにして、ようやく完成。

「できたー!」

颯真が机を拭いてくれたのでそこに完成した料理を並べていく。

「「いただきまーす」」