本当にそうか?

この前の表情と「春野さんに…、」って少し戸惑ってた。


なんだろこの胸騒ぎ…。
嫌な予感と言うより辛い予感


「そう、蒼ってば!」

「陸…?どうしたの」

「…それは僕の方だけど。ボーッとしてるなんて珍しいね」

「考え事してて…。」


陸は珍しいと言わんばかりに驚いていた。


だけどそれは俺もなんだけどね…。

陸も春野さんと似ていて女子慣れしてないから、生徒会で一緒の神坂さん以外とは話している感情しなかった。


けど実際には違った。

春野さんとは話している訳だ…。


「好きなのかな…?」

「てことで春野さんは蒼に任せる…、今日の蒼変じゃない?」

「水永先輩…?」


だめだ。

陸に気づかれるのもだけど、
春野さんの上目遣いを食らうのも困る。


最初に遊園地行った時よりも俺気持ちが膨らんできた気がする。


それが裏目に出るのか、
はたまたいい方に進むのか…。


「春野さんは俺に任せてよ!」

「…、よろしく」


考えても多分答えは出ないから、あまり考えない方がいいんだと思う。


勘違いだったら…、違くても陸と仲悪くなりたくはないから…。


春野さんはそろそろ気づかないかな〜

てか、気づいて欲しい

振り向いて欲しいだけ…。