年が明ければすぐに僕達は3年生になってしまう。


そうすれば、受験のことを考え始める。


その前に春野さんへの気持ちを過去にしたいな〜!!


「じゃあ、私はここなので。失礼します」

「あ、うん。おやすみ!」


きっと手を伸ばしても届かないから、この想いは気づかなかったフリをする。


それにしても、ゆーに気づかれて神坂さんにも気づかれるとか...。


あのいとこ怖いんだけど?


僕がバレやすいとかじゃないと思うけとね??


「やっぱりいとこって似てるのかな〜」

「りくにぃ何か言った??」

「いや、なんでもない。それより迎えに来たら危ないって言ったのに。」

「お母さん達、またどっか行っちゃったから...。」

「そっか」


僕には血の繋がってない弟が1人。


それが今の話し相手なんだけど...、親はすぐに僕達を置いてどこかへ行く。


しかもお互いに違う場所。

いや、会社のせいなんだけど。


別に仲が悪いとかじゃない。


だから気にしちゃいけない!