「春野ちゃん課題終わった〜?」

「佐々原先輩?!終わりましたよ」

「にしても、春野ちゃんが貯めるタイプだとは思わなかったわ」

「そうですか?」

「うん。」


佐々原先輩が話しかけてくれなかったら、頭痛くなってた。


だって、私も、水永先輩の事も分からない。


辛くて、悲しいから。


きっと水永先輩以外の人も気づいて欲しいと思ってるから。


水永先輩といつも通りに過ごすって、今までどうしてたっけ?

分からない。


過去の自分が分からなくなってきた。


「ふ〜ん……。なるほどね」

「佐々原先輩?…、何か言いました?」

「いーや!何でもないよ」


でも、今、何か考えていた。


勉強以外の事を……


私が珍しく気づくくらいに……!



みんなして何だか様子が変になってきた?


それって結構やばいじゃないですか。