そんな冬の日【完】




「………、」


「…そうだろ?」





柊ちゃんの妄想がお見事すぎて言葉が出ない。






「………もしそうだって言ったら?」



何故かここですぐに否定してしまうのが悔しくなって、少しの抵抗を試みた。



「っ…やめとけば?兄貴彼女いるじゃん。しかもお前の親友なんだろ?」



「…じゃあ諦めたほうがいいの?」





そういうと柊ちゃんは少し苦しそうな表情を見せた。






「お前があんなイケメンな兄貴と付き合えるわけねえだろ。無理だ。てか一生彼氏できないんじゃねぇーの?」




そう言って鼻で笑った。



その笑いが、その言葉がどうも胸に刺さって、目から涙を溢れさせる。