急いでカバンからスマホを取り出し
主任に電話をかけた



「…もしもし」

『あら?志帆ちゃん。どうしたの?』

「あの、あたし今日から…」

『あぁ、インフルエンザでしょ?朝方に結城先生から連絡貰ってるから安心して。』



朝方に電話してくれてたんだ。
何気ない優しさがわかる。



「本当にすみません。」

『いいのよ。志帆ちゃんが休んでるから新人さん達は3倍に大変だけどね。この際に、結城先生と2人ゆっくりしなさい。』



あたしがほとんど仕事してたからか。
あたしも4年目なんだけど。


んん?結城先生と?



「あの結城先生と、とは?」