志帆side




「……んっ?」



目を覚ませば眩しい光があたしの顔を照らしていた。

そして、隣に綺麗な寝息の音。


あたしの腕には点滴がついていた。


そっか、あたしインフルエンザになったんだっけ?それでここに。


あれ、動けない。


そっか、結城先生が身体に取り付いてるから動けないのか。


ゆっくりと結城先生の腕を取り払い
ベッドをおりた。


点滴も終わってるし外して絆創膏を貼って


今の時間は10時37分?!


待って、朝のだよね?!


あたし休みの連絡入れてないのに!