茉夏ちゃんは俯いてしまった。 「……」 「夕方、木更津が来たらここに来るように伝えとくから。…志帆行くぞ」 そう言って茉夏ちゃんのカルテをあたしに渡して病室に出た。 あたしも涼に続いて病室を出た。 「ん、次のカルテ」 「あー、はい。心筋梗塞で3日前に緊急搬送された小鳥遊さんですね。主治医は葉山先生です。」 黒縁伊達メガネのしたから 真剣にカルテを見る姿は惚れ直す。 「なに、俺の顔になんかついてんの?」 「…なーんにも。」