Disposable Destruction

バニングを先頭に、ジェイソンとニコライも続く。

一旦HU-16水陸両用飛行艇で戻り、準備を整えてヒューを探す。

「お前達いいのか」

バニングが言う。

「嘗ての仲間同士での殺し合いだぞ。しかもヒューはDisposable創設期からのメンバーだ。第四次大戦も生き延びてきている強者だ。Disposableの戦闘のノウハウを全て知っている。Disposableではバックアップに努めていたから知らないかもしれないが、奴は本当に手強いぞ」

それは、これから先の戦闘を無理強いはしないという事。

裏切りは許さないが、ここでDisposableを抜け、傭兵稼業から足を洗うとしても何も咎めないという事だ。

これはバニングの個人的な、裏切り者への粛清でもある。

仲間達まで巻き込むつもりはない。