Disposable Destruction

「上等だ」

バニングはガイストを睨んだ。

…世界中の紛争地帯を飛び回ってきたガイストにさえ身震いさせる。

バニングの眼光は凄まじいものだった。

「身内の裏切り者は身内で処分する。お前らの手は借りない」

振り向いてさっさと歩き出すバニング。

「…弾薬や銃が必要なら用立ててやるがな…コントラクターは貸し出さない。ヒューが相手じゃ、数十人がかりでやっと安心って所だからな…そんなにウチのコントラクターを消耗できない」

ガイストの言葉に。

「ならヒューにもコントラクターは貸し出さない事だな」

振り向かずバニングは言った。

「俺が相手なら、数百人がかりでも安心はできない」